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2017年10月31日 (火)

「お客様の声」と「minipeq」のご注文

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特注の部屋(63)、「4wayラインアンプ活躍中」の記事でご紹介した 4wayラインアンプをお使いのお客様から、嬉しいご注文が来た。

◆4wayで、お世話になりました。ラインアンプは2台とも快調で、引き続き愛用させていただいております。

1台目のラインアンプのパッシブイコライザーがようやく使いこなせるようになり、面白くて、手放せなくなってしまいました。普通の、周波数がきっちり区分された、PEQ も持っていますが、ラインアンプ付属のパッシブイコライザーの方が、音が自在に変えられるように思え、私には合っています。
そこで、4way にも付けてみたくなりましたので、小型2chパッシブEQ mini  peq DUAL/MONO仕様 1台を購入したいと思います。
入出力は、RCA でお願いします。

●アナログ式のパッシブEQは、どの機種も独自の回路で、通常のパッシブEQとは挙動がことなり、音楽的、感覚的に音場や音質をコントロール出来るのです。

「アナログ式」のパッシブEQは、DELTA VPEQ、DELTA PEQ、mini peqと3機種あり、
最も低価格なmini peqでも音のパフォーマンスは充分なものを持っているわけです。

 

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2017年10月29日 (日)

◆アナログ式保存会◆

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アナログ式保存会 のページをwebにアップしました。⇒analog mode

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◆TUBE TECK CL-1Bのリペア

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◆STUDER169モジュール改造記事と同じく、FBに投稿し、ブログへアップしなかった記事の掲載です◆

先日、お世話になっているスタジオからTube Teck CL-1Bコンプのリペアを依頼された…

タイムラグ型ヒューズがあっという間に昇天し、電源が落ちてしまう…電源部に異常があるなということで蓋を開ける。
空中配線等を多用した往年のチューブアンプの作りではなく、量産化に適したプリント基板による構成だ。

回路図がないため追っていくしかない、webを探してもCL-1Bの図面は転がっていないからだ。

規定の0.2Aタイムラグだと落ちてしまうので、仕方なく0.5を入れ、真空管を抜いて、パワートランスの加熱具合を診ながら手早く各部の電圧を測定した(これを綱渡り的測定と云う)

すると…「あっと驚くタメゴロー」ではないが、2段目の球のB電圧が400Vも出ているのだ!
これはヤバイ、12AU7双三極管のプレート最大定格は330V。

初段の+Bは少し低めで200Vだが問題はない。

V2へのB電源ラインを追って行くと制御回路にぶち当たった…結局ここのパワトラ(パワートランジスタ)を差し替えれば社会復帰可能と診た。

シリアルNo30○○ということは結構年代物か…再ハンダしてリキャップもしたほうが良いだろう。
まあ、トランジスタが見つかってからだ。

しかし、製造中止の石だ。トランジスタ企画表を見ながら代替え品を探すことに。この手の石はディスコンが多く、「あっちを立てれば、こっちが立たず」でなかなかマッチするヤツが見つからない。

あとは、根気の勝負だな…

某スタジオから依頼されたCL-1Bはまだ復帰準備中だ…空いた時間にチェックしつつポツポツ進めているが、B+は規定の電圧になったが相変わらずヒューズが飛ぶ。

経験上、ダイオード、パワトラ、コンデンサを替えれば復帰することが多い。
今回も一つ一つ潰して行ったのだが…嫌な予感が過る。

こうなると、セクションごとに基板のパターンを切ってチェックするしかない。
プリント基板は量産に向いてるが、ワイヤリングではないので、ちょいと一箇所線を外してというわけにいかない。

ワイヤの代わりのパターンなので、そこをカットするしかないのだ。
勿論、切った後はパターンを修復する必要がある。

これも、一箇所ずつ切っては修復し、切っては修復しを繰り返しながらチェックするのでまだ時間かかりそうだ。

「嫌な予感」というのは最終的にトランスがNGってる場合のこと。

新品ではまず考え難いが、古くなるとトランスにもダメージが出て来る場合がある。

まあ、最悪のケースは考えずに行くことにしよう。

某スタジオのTube Teck CL-1B

初段と後段のB電圧は制御回路のパワトラを交換し正常になったが、喜びも束の間で相変わらずタイムラグ ヒューズが昇天する…までは先日の投稿に書いた。

古くなった平滑コンデンサ、ダイオード、一部の抵抗も今後長く使うためにも新しいものに交換。

パワトラが異常に発熱するので、嫌な予感も出て来たがB回路、ヒーター回路、パイロット、メータランプと順次切離してみると…やはり加熱する。

回路をバラシながら、パワトラを無負荷でテスト…良かった!トランスはOKだ。

で、「たどり着いたら、何時も雨降り」ではないがコントロール回路基板のレギュレーター回路に問題があることが判った。

あとは、必要なパーツ交換で社会復帰出来るだろう。

やっと、たどり着いたね。

辿り着いてからはパーツ待ちだったが、さっき眼が開いた。

タイムラグ・ヒューズは切れず、パワートランスの異常発熱もなし、現在で118Vの電源電圧でヒーター12V、V1プレート237V、V2プレート290Vで安定した。

あとは、長時間通電しながら動作テストをしてOKなら明日発送だ。

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◆STUDER 169モジュールの改造

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◆FBに投稿し、ブログへアップしなかった記事の掲載です◆


ポータブル アナログミキサーの名機、Studer 169のCHモジュールだ。

これに「秘密」の(笑)改造を施す…

長年の伴侶だったAPIもそうだが、
Studerの卓にも思い入れがある…故に今回の投稿は長尺ものだ。

私が20代の頃在籍したAMS「赤スタ」は1スタ、2スタともStuderのミキシングコンソールだった。

189 Quad…16トラック マルチレコーディング対応で4chマスターバスのスプリットコンソール。
マルチのリモートは卓に付いていて、CHアサインも兼ねるクォードパンポットのジョイスティック付き。
オプションでStuderのコンプリミ・モジュールを4ch…これはチョッパー方式のコンプで独特のコンプレッションとサウンドが他に類を見ないものだった(1ch 70万位だったか…)

時代は16トラックマルチから24トラックへの移行期(2インチアナログ)
赤スタでも既にマルチレコーダは巨体のA-80-24が稼働していたが、コンソールもマルチも新しいモノにということで、幾つか候補を選び、情報を集めていた。

77年当時、コンソールの候補はヘリオス、カダック、ソリッドステートロジックの三つだった。
一つは問合せた時点で会社が消滅していた…ヘリオス…その後オークションでプレミア付きで取引されているディスクリートコンソールである。

カダックは後に国内に二台程入った。

結局、国内1号機としてのSSLを購入。

ジェンセン インプットの28 I/O コンピュータなしで当時5千万…今では考えられない価格だ。
代理店は神楽坂の河村電気研究所、(まだSSLジャパンはない)
ノイマンもスチューダーも河村がやっていたのだ。「ジムランのパラゴンを日本に入れたのも河村」

SSLに決定はしたが、先輩エンジニアのE氏からすれば、「あまり目出たくはなかった」と推測する…
彼はハードに関しても凄腕で、189の音が今ひとつ冴えないのはコンソールの電源の問題だと気付き、Studer純正の電源より数段も優れた電源を作ってしまった人だ。

私はこの人に、「ソフトだけでなく中身、つまりハードも解ってこそエンジニアといえるんだよ」と教えられた。

ヘリオスを一番入れたかったのだろうな…

さて、何はともあれ新しいコンソールは購入したし、あとはマルチはA-800を導入し、スタジオも改装して新規オープンする筈だった…

だが、全面改装はオジャン、更にオーナーまで変わってしまった、のだ。

哀れ国内1号機、行き場を失い、事務所の片隅に鎮座まします事となり、後にビクターへと嫁いで行く…

そしてドタバタ劇の顛末は、
1スタ、2スタの189を合体改造、28イン24アウト24モニタにして営業を続けることと相成る。

(因みに国内2号機は六本木ワーパイに入った。20年以上前にお邪魔した折、既にI/OモジュールのEQ等、固まっていた思い出がある)

その後、SSLは「雨後の筍」の如く生えて来て…いや違った…「入って来て」、SSLでなければ卓でない、SSLが入ってなければ仕事が出来ません…などというナンセンスでアホーな状況や輩も出現することとなる…

平河町に在った「赤スタ」…同じビルの2階がカッティング&プレスの「東洋化成」4階に赤坂「四川飯店」夜仕事の時は必ず坦々麺か煮込みソバ(モツ入り)…旨い!本当に旨かったが安月給の身には高かった(残業やショクナイで稼ぐしかなかったが残業100h〜200hなんてザラにあった)
当時で8百幾らの坦々麺…
陳健民氏の時代だ。

うーむ、、、色んなコトを、、、昨日の事のように、、、思い出してしまった、、、

やはり、思い入れは深い…
ということで(笑)

Studerの卓には特別な思いがあるのだ。

後発169モジュール5本のカバーを開けると変り種が出て来た。

Oldなのでリキャップは当たり前だが、1本だけCの殆どがニッケミ(Black Gateのもある)
Rは一部を除いて3種のカーボン皮膜(ひとつはモールドしてあるが恐らくカーボン皮膜)とカーボンコンポジション。
しかも1/2W、何れもメーカー不明。

Studerはフィリップスやウイマのコンデンサ、フィリップスのカーボン皮膜(キンピも使っている)が定番。

この1本のモジュールは意図的に音を変えてある訳だ。

今回来ていないモジュールの中にこれと同じ変更をしたものがあるかは判らないが、頭に入れておく必要があるので、印を付けとくことにしよう。

オペアンプはLM301AN、これは741と同等の古典的なICオペアンプ。

今では使う人は殆どいないだろう…特性の優れた石がゴロゴロ転がってるから。
しかし、オペアンプだけで機器の音質や特性が決まる訳ではなく、回路や他のパーツも関わって来る以上、よく考えれば301で充分なんですね。

流石に昔のスチューダー、よく出来ています。

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2017年10月10日 (火)

◆お客様の声◆「minipeq」パッシブEQ

最近発送した幾つかのパッシブEQ  mini peq お客様の声です。

◆いいところにフィットして音楽的センスな設計だなぁと感じました。
ベースシンセに使い地味に効いているのですが、
バイパス音と比べるとミックス全体に影響するような必須感です。
大切に使わせて頂きます。

◆今より低音が前に来る音を目指していました。
全くノイズなく良好です!大切に使用させて頂きます。

◆予想以上に強力なイコライジングするので驚きました。
なのに、全然音痩せしないんですね。
パッシブの凄いところは大胆に削っても音が崩れないんですよね!

最初の方は、音楽制作に。
後の方は、お二人ともオーディオ再生に使われています。

MICRO mrー611レコードプレーヤー→phasemastion tー300mcトランス→合研ラボGK03APフォノイコ→パッシブプリ→thomann sー75パワーアンプ→altec mini monitor スピーカー
のシステムでパッシブプリの前、又は後にパッシブEQを入れています。

最後の方は、10年前にお作りしたold line laboのeustachioラインアンプをお使いになっています。

.S.O様、N.N様、J.T様、ありがとうございました。

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2017年10月 1日 (日)

特注の部屋(70)eustachioラインアンプ

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今回のラインアンプ、メインはeustachioのtake one

仕様変更①②④⑤⑥⑧を追加

ゲインブロックは1960-R及び差し替え用に1960-D

パラアウト

電源電圧AC100V~240Vに対応

これらを詰め合わせて出来るだけコンパクトにすると、

こうなった。

サイズ W200 H80 D140 (mm)

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