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2016年11月 7日 (月)

◆DELTA発送完了◆特注の部屋(66)(67)(68)◆

Delta3okDelta

◆届いた日に頂いた、お客様の第一声(先ずはラインアンプ部のみを聴かれています)

「入口からSPまでのルート上に一つ機器が増えたわけですが、鮮度、スピード、S/Nが劣化するようなことはなく、2タイプのアンプの描き方も、こちらが思っていた通りに仕上がっています。」
113日に発送完了したDelta
ラインアンプ、3BAND EQ、レベリングアンプ、3台ともオーディオ用(アナログレコードのみ)
2ch/Dual・ディスクリート構成
前にも書きましたが、
それぞれに個性のあるディスクリート部品(トランジスタ、抵抗、コンデンサ等)や、
VR、コネクタ、線材等は粗悪品を除き悪い物はありません。
特性や精度、耐久性、サイズ以外は
単純に言って音が異なるだけです。
例えば、自分ではコンデンサしか交換出来ないとします、その場合はコンデンサを替えながら、
求めるサウンドになる物を選んで使えば良いのですが、
全ての部品、部材を替えることが可能な場合(一から機材を作る場合も同じ)は、
一つの部品を替えるのでもオーバーオールに聴き、感じながら、作って行くことが必要です。
闇雲に替えるのではなく、今迄の経験と直感から、
こうなるだろうとの予測を基に差し替えていくのです。
細部も大事ですが全体的にどう持っていくかが、より大切です。
これは、一つの機材だけでなく、システム全体についてや、音楽のミックスでも同じですね。
そうやって、時間を掛け目指すサウンドを、機材を造って行くのです。
これは特注ディスクリートオペアンプの1960-LIMにも同じことが云えます。
各アンプにどの様な部品、部材を使い、回路構成をどうするかは、
打合せを重ねた時点で大方浮かび上がるのですが、
試聴と製作を繰り返すうちに大幅に変更する時もあります。
大体出来上がって来た時点で、更に全体的に聴き込みながら調整します。
調整ポイントは予めパーツを交換し易いように実装。
ディスクリート部品の大半がNOSで、SIEMENS/MKT&ケミコン、
WESTCAPPHILIPSERO/MKTRIFASPRAGUEWIMA、某銀タンタル、
ニッケミMPコン、某ペーパーコン、某銅箔スチコン、
A/B(AllenBradlay)OHMITESTACKPOLE、ブリティッシュカーボン等を使い、
現行品はKOA/金皮、タクマン、某巻線抵抗を。
全て測定選別したものを使います。
POTもメーカーや種類によって音が異るため、組合せています。
今回はラインアンプにA/BWE仕様、CTSロータリーはセイデン。
3BAND EQに東京コスモス。
レベリングアンプはCTSと東京コスモスを使っています。
線材はWEBELDENを数種類、国産はKHDSUMITOMO
 FUJIKURA、メッキ、非メッキを使い分けしています。
その他、細かい事は㊙
Deltaブランドの製品は、このようにして作っています。
お使いになる方は、
アナログレコード再生のみ、
フォノイコライザ&プリが東独RFZの録音用モジュールユニットを改造したもの等、
欧州盤、米国盤、それぞれの録音特性にマッチさせるため数台を使用。
パワーアンプ(Telefunken EC11球)
ターンテーブル、オラクル、ピエールクレマン
SPMENDE 励磁型(Feeld Coil型)及びSCHULZ 8インチ等、
ステレオとモノの2システムで聴かれています。
ところで、お気付きかとおもいますが、今回はレベリングアンプといものがあります。
オーディオ再生に於いてコンプは有りなのか…!
答えは「有り」です。(今迄に何人かいらっしゃいます)
つまり、その人にとって「有り」なら有りなのです。
オーディオ再生は、人それぞれに自分が良いと感じるやり方で行うものです。
勿論、全てのソースに掛けるのでなく、コンプを入れてみて、
いい感じだなぁ…」と思う曲があれば、そうやって聴けば良いのですね。
トータルコンプを再度行うという感じですが、
お話を頂いた時、形にとらわれず、可能性を追い求めることは「正にオーディオ道」
なのではないかな、と思ったのです。
かつての、FEN
プログラムを40cmアナログ盤にしたものを流していましたね。
当時としては放送出力が大きく、他の局よりも深く、いい感じでコンプレッションしてました…
放送では送信管保護のため、リミッターは不可欠ですが、
ここにも、センスが感じられましたね。
よく、聴いていました。
カントリータイムとサルサタイム、'60'70ロックタイム。
試聴に使った曲
Crazy Love/Jesse Ed Davis
Just Walk Away/Karla Bonoff
Golden State/Orleans
Follow Me Home/Dire Straits
Everydays/Buffalo Springfeeld
Three-Four/Moby Grape
Company/Rickie Lee Jones
Yellow Roses/Ry Cooder

ラインアンプ 800,000円

レべリングアンプ 365,000円
3BANDアクティブEQ 280,000円
音響工房アナログ式

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2016年11月 4日 (金)

近況及び諸々のこと

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先日投稿したDELTAのラインアンプ、まだ完成ではないのだが、
レべリングアンプや3BAND EQを含め、DELTAブランドは、
数年前、一度亡くそうと考えたことがある。
しかし、このブランドへの思いは深く、作り続けることに。

仕様や、どの程度の特注にするかによるが、
製作費はかなり高い。

私の方法論を理解してくれる人は少ないかも知れないが、
作り続けて来て良かったと思っている。

製作中のDELTAについては折を見てまた投稿したいと思う。

さて、昨日11/3はライブ録音の日。
マルチ録りして、ミックスして、も楽しいのだが、
やはり、2ch一発録りの楽しさは格別。
マルチに入ったテイクをミックスすることは、
演奏された、謂わば過ぎ去ったもの、
もうそれ以上【自発的に)演奏が変化することはないが、
2ch一発の場合は、スタジオだろうが、ホールだろが、
今、演奏しているテイクをリアルタイムでミックスするのだから、
格別な楽しさなのである。

で、今日は山仕事。
機材製作も、録音の仕事もあまり体を動かさない。
森の保全という大義の他に、自分の体と気力の維持、
ということを考えている。
60代と云えば決して若くはない、
これからも出来る限り長く、自分の仕事をしてゆくためにも、
私にとっては必要なこと。

明日はまた機材作りだ。

余談1

「今回の録音では昼弁に横浜名物シウマイ弁当がでた。
何十年振りかで、懐かしくも旨かったな。
40年以上前、横浜防波堤(殆どは赤燈)へ、夜釣りで黒鯛の「へち釣り」に通っていた頃、
船で渡してもらう前にシウマイ弁当買って行ったものだ。。
これは名品ですね、間違いなく」

余談2

これも、私にとってはなのだが、
録音用のニアフィールドモニタは、初期型AURA TONE 5Cが好きだ。
アンプはAMCRON DC-300A。
必要ない帯域まで露わに出てるようなモニタは無用の介。
必要充分な帯域で再生出来れば、
あとは音楽を感じることが出来るからだ。
露わだと、不自然で、感じることが出来ないのだ。

音がしっかりしてること。音のスピードが遅くならないこと。
35年使ってきて、いまだに不足はない。

シウマイ弁当に負けず劣らずの名品。

音響工房アナログ式  http://analogmode.jimdo.com

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