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2015年4月24日 (金)

◆お客様の声◆1960ゲインブロック◆

1960ゲインブロック(A級 ディスクリートオペアンプ)をCDプレーヤーのICオペアンプと、
交換してお使いになっている方の声が届きましたので、ご紹介させて頂きます。

ご注文頂いたのは1960-LIMです。

CDP機種 Esoteric X-03SE

「届きましたので、早速付けてみました。
部品配置の関係で変換基板が使えなかったので
今回はゲインブロックにリード線をつなぎ
連結ソケットを使って繋ぎました。
元々付いていたオペアンプはOP42で、
ソケット式にした後に付けていたのはOPA637でした。
OPA637と比較した限りでは
音離れ、空間表現、生々しさはオペアンプを大きく上回りました。
血の通った音というのは理解できました。
元々の音はシャープで固い音だったので
そこにゲインブロックの音が足されて芯を持ちつつも豊かに音楽が鳴るようになり
良かったと思います。
エージングが進めばもう少し変わるでしょうけど
初日ではこんな感じです。
ありがとうございました。」

◆ゲインブロックは、今後使っていくうちにエージングされ、
音が馴染んでいきますので、どんどん聴いて頂きたいと思います。
音響工房アナログ式 http://analogmode.jimdo.com

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2015年4月22日 (水)

◆DELTA発送完了◆特注の部屋(66)(67)(68)◆

Delta3okDelta

◆届いた日に頂いた、お客様の第一声(先ずはラインアンプ部のみを聴かれています)

「入口からSPまでのルート上に一つ機器が増えたわけですが、鮮度、スピード、S/Nが劣化するようなことはなく、2タイプのアンプの描き方も、こちらが思っていた通りに仕上がっています。」
113日に発送完了したDelta
ラインアンプ、3BAND EQ、レベリングアンプ、3台ともオーディオ用(アナログレコードのみ)
2ch/Dual・ディスクリート構成
前にも書きましたが、
それぞれに個性のあるディスクリート部品(トランジスタ、抵抗、コンデンサ等)や、
VR、コネクタ、線材等は粗悪品を除き悪い物はありません。
特性や精度、耐久性、サイズ以外は
単純に言って音が異なるだけです。
例えば、自分ではコンデンサしか交換出来ないとします、その場合はコンデンサを替えながら、
求めるサウンドになる物を選んで使えば良いのですが、
全ての部品、部材を替えることが可能な場合(一から機材を作る場合も同じ)は、
一つの部品を替えるのでもオーバーオールに聴き、感じながら、作って行くことが必要です。
闇雲に替えるのではなく、今迄の経験と直感から、
こうなるだろうとの予測を基に差し替えていくのです。
細部も大事ですが全体的にどう持っていくかが、より大切です。
これは、一つの機材だけでなく、システム全体についてや、音楽のミックスでも同じですね。
そうやって、時間を掛け目指すサウンドを、機材を造って行くのです。
これは特注ディスクリートオペアンプの1960-LIMにも同じことが云えます。
各アンプにどの様な部品、部材を使い、回路構成をどうするかは、
打合せを重ねた時点で大方浮かび上がるのですが、
試聴と製作を繰り返すうちに大幅に変更する時もあります。
大体出来上がって来た時点で、更に全体的に聴き込みながら調整します。
調整ポイントは予めパーツを交換し易いように実装。
ディスクリート部品の大半がNOSで、SIEMENS/MKT&ケミコン、
WESTCAPPHILIPSERO/MKTRIFASPRAGUEWIMA、某銀タンタル、
ニッケミMPコン、某ペーパーコン、某銅箔スチコン、
A/B(AllenBradlay)OHMITESTACKPOLE、ブリティッシュカーボン等を使い、
現行品はKOA/金皮、タクマン、某巻線抵抗を。
全て測定選別したものを使います。
POTもメーカーや種類によって音が異るため、組合せています。
今回はラインアンプにA/BWE仕様、CTSロータリーはセイデン。
3BAND EQに東京コスモス。
レベリングアンプはCTSと東京コスモスを使っています。
線材はWEBELDENを数種類、国産はKHDSUMITOMO
 FUJIKURA、メッキ、非メッキを使い分けしています。
その他、細かい事は㊙
Deltaブランドの製品は、このようにして作っています。
お使いになる方は、
アナログレコード再生のみ、
フォノイコライザ&プリが東独RFZの録音用モジュールユニットを改造したもの等、
欧州盤、米国盤、それぞれの録音特性にマッチさせるため数台を使用。
パワーアンプ(Telefunken EC11球)
ターンテーブル、オラクル、ピエールクレマン
SPMENDE 励磁型(Feeld Coil型)及びSCHULZ 8インチ等、
ステレオとモノの2システムで聴かれています。
ところで、お気付きかとおもいますが、今回はレベリングアンプといものがあります。
オーディオ再生に於いてコンプは有りなのか…!
答えは「有り」です。(今迄に何人かいらっしゃいます)
つまり、その人にとって「有り」なら有りなのです。
オーディオ再生は、人それぞれに自分が良いと感じるやり方で行うものです。
勿論、全てのソースに掛けるのでなく、コンプを入れてみて、
いい感じだなぁ…」と思う曲があれば、そうやって聴けば良いのですね。
トータルコンプを再度行うという感じですが、
お話を頂いた時、形にとらわれず、可能性を追い求めることは「正にオーディオ道」
なのではないかな、と思ったのです。
かつての、FEN
プログラムを40cmアナログ盤にしたものを流していましたね。
当時としては放送出力が大きく、他の局よりも深く、いい感じでコンプレッションしてました…
放送では送信管保護のため、リミッターは不可欠ですが、
ここにも、センスが感じられましたね。
よく、聴いていました。
カントリータイムとサルサタイム、'60'70ロックタイム。
試聴に使った曲
Crazy Love/Jesse Ed Davis
Just Walk Away/Karla Bonoff
Golden State/Orleans
Follow Me Home/Dire Straits
Everydays/Buffalo Springfeeld
Three-Four/Moby Grape
Company/Rickie Lee Jones
Yellow Roses/Ry Cooder
音響工房アナログ式

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2015年4月16日 (木)

特注の部屋(57)◆Delta◆THE LINE AMP◆第2弾

◆Delta◆THE LINE AMP◆

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特注の部屋(56)でご紹介した「ご希望のサウンドを実現する」ラインアンプ第2弾。
記事(56)も是非ご覧ください。

ver.2をベースにステレオ5系統入力、ステレオ2系統出力とし、ご要望のサウンドを実現するため調整を繰り返し、3か月余りの時間を経て製作しました。

◆ゲインブロックは特注仕様の1960-LIM
◆ステレオパッシブイコライザはDelta VPEQ

ご希望のサウンドに合わせた回路、パーツを選び、調整を繰り返し完成させますが、
試行錯誤はA級ディスクリートオペアンプのゲインブロックにまで及びます。
これが、◆Delta◆THE LINE AMP◆なのです。

◆◆バランスI/O+可変ゲイン仕様はマスタリングにも活躍します。
 

製品が届いたお客様からの第一声です。
印象
①当初は球プリを使用しておりましたが、音がぼやけて仕舞い込みました。
②次に、CDをボリュームのみ入れて聴いていました。クリヤーではあるのですが、、、
  どこかクリヤーな割にぼける感じで芯がない。
③そして、作って頂いたラインアンプです、、、音がリアルですが、潤いと膨らみがあ  り、良いのではないでしょうか。まだ全てフラットな状態ですが、
  これからパッシブイコライザを調整してみます。

◆ver.2価格 200,000円~400,000円(仕様により変わります)
   (この製品は325,000円)

写真を2枚載せていますが、フロントパネルの色はアルミシルバーですので、
1枚目が実物に近い色です。

◆お問合せ、ご注文は メールで⇒analogmode21@gmail.com
◆オンラインショップはクレジットカード決済のみとなっています。銀行振り込みでのご購入の場合は、メールを戴ければ返信にてお振込み口座をお知らせ致します◆

オンラインショップhttp://analogmode.thebase.in/

音響工房アナログ式

http://analogmode.jimdo.com


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2015年4月12日 (日)

◆幻のアルバム◆     

心に残る仕事のひとつに梶原まり子さんの録音がある。

アルバムになる筈だったが、制作会社が行方不明? になり、
結局、振込なし、連絡なし、の ナシノ ツブテ。
16年位前のこと。

後になって、この会社は性質の悪い(詐欺)を繰り返していたことを知る。

同時期(問題が発覚する前)にAsの大友義雄さん、Tpの富永さんのソロも、
アルバムサイズで録音している。
幻のアルバムを何枚か録ったことになるが、
正に一期一会と云うべき演奏を録音することが出来た。

唄や各楽器の音の回りを活かすため、マイクアレンジを変えながら、
2ch一発録りのサウンドチェックをしていた時だった、
橋本信二さんのEGにノイズが。。。それは彼の愛用するアンプから出ていた。

トンズラした制作会社の代表兼Dが他のアンプはないかと私に言った。
同型のアンプでノイズレスのがスタジオにあるので替えてみた。

だが橋本さんは 「自分のでやりたい」 と。

プレイヤーにとってはアンプも楽器と同じ。
長い間使い込んで来たものは、型番は同じでも 「同じもの」 ではないのだ。

演奏者がやり易いアンプでやりましょう、と僕はDを説得した。

なぜなら、少しノイジーなアンプだったが、
音楽や演奏を駄目にしてしまうレベルではなかったからだ。

演奏(音楽)を聴かずに、音だけ聴いても意味はない。
演奏(音楽)を聴かずして、音の良し悪しを云っても意味はない。

音はその時の演奏の中から出て来るものだからだ。

こういったことは僕の機材作りにも反映している。

この意味、解りますよね。。

この時の録音は今でも 僕のお気に入りのひとつである。

「アナログで回したかったが、製作サイドの意向で 96kHz/16bitのDATを使った。。。ハイレゾのハシリだね(笑)」

◆3/9Fbに投稿した記事から◆

写真はVoマイクに使ったC-37AC37a

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2015年4月 6日 (月)

◆1960ゲインブロック◆A級 ディスクリートオペアンプ◆

gain gain1

◆1960ゲインブロックについてのお問合せが多く、以下は当ブログに10年前に掲載した内容に手を入れたものです。

 ◆当初は4タイプでしたが徐々にタイプが増え、ボツにしたタイプもありますが、現在8タイプのサウンドキャラクターの中から選ぶことが出来ます。

以下、再掲載になります。

◆ゲインロック(写 真左)は、機材のサウンドを決める核だと考えています。ごく簡単に言えば「信号を増幅させるもの」ですが、構成しているパーツを変えることで音のキャラクターが「自 然に」ついていく。EQとの決定的な違いはここにある。この2.5cm四方の小さな箱はあくまでも「自然に」力を発揮する。

■メーカ立ち上げから現在まで、凡そ800個のゲインブロックを製作し、オリジナル機材に使用しています(自作や改造用に単体で購入された方も含んでいます)現在、old line laboは音楽制作用機器ブランド、Deltaはオーディオ再生用機器ブランドとなっています。

◆ご存知だとは思いますが’ディスクリート’とは、トランジスタ、抵 抗、ダイオード、コンデンサといった個々のパーツで組み立て、ICは使用していないということ。このゲインブロックを真空管のように差し替えることで、マイクプリやライ ンアンプのサウンドキャラクターを変えたらどうかと考えた訳です。現在ゲインブロックは8種類。

■ゲインブロックの製作にあたっては、自らの録音スタイルを基準にしています。私はは音録りの時フィルターを使わないし、EQも極力使わない。マイク の選定とマイクアレンジのみで行うことを好んで来た。唯一といってよいほど頼りにしているマイクプリも、マイク入力を受けてその信号を増幅するだけのシン プルな機材である。(是非多くの若手には、この基本的な手法で音を録ることを経験して欲しい。。)つまりゲインブロックにバリエーションをもたせたの は、録音時を想定しているからとも言えるのです。

更にはラインアンプでのオーディオ再生や自作DAC、CDPの出力部にと色々使うことが出来 ます。
  (8ピンDIPへの変換基板もあります)

 

◆Mj 無線と実験2003,12月号、窪田登司氏のラインコントロールアンプ製作記事で使われています。

■8タイプそれぞれのサウンドの特徴は

A ゲインブロック開発のリファレンスとして製作。スッキリした、FETコンデンサマイクのようなサウンド。

B 奥行きがあり、ファットでウォームな傾向だが抜けも良い。特に中、高域の透明感は独特のものがある。

C ウォームでクリヤー、艶+低域の粘り、Fタイプより軽めのサウンド。

D 抜けが良く、中、高域はBタイプと共通したものがある。存在感、空気感共に豊かで透明感のあるバランスのとれたサウンド。

F 中域、低域に独特の空気感、存在感がある。タイトでウォーム、ファットで生々しいサウンド、WE系。

P 独特の空気感と中域の表現を持つフィリップスサウンド。

R 元はDelta Rootsラインアンプ用に開発。Fタイプの低域を更に粘り強く、中域の表現を含めWEや    AMPEXサウンドの凄みを感じるサウンド。

LIM 特注仕様オペアンプ。ご希望のサウンドを得る為、全てのパーツを見直し、これ以上ないほどのグレードアップを図り、ほぼ空中配線で仕上げています。価格もさることながら、ハイエンドのオペアンプです。

納期 約30日(LIMは最短で45日~)
(仕事状況により変動しますので、予めご了承ください)ご注文時にお問合せ下さい。

■このゲインブロックは2.5cm四方の基板上に多数のパーツのリードを直結して組んである。8タイプそれぞれのキャラクターを決定付けているのは 第一にパーツである。さらに1960全体に共通するキャラクター(音のピュアさ、存在感)を決めるのは、ディスクリート回路、パーツ直結方式、それと忘れ てならないのが「ハンダ」である。ゲインブロックを製品化するにあたり、ハンダを変えて試作を繰りかえした。現在使っているメーカーは、その中でも特に音が気に入ったものである。

■結局のところ、理論とは別の「手仕事」の部分もサウンドを決める重要なポイントとなってくる。もちろん一番大切なのは「耳」。飽きずに製品を作れるのは、結局はこのアナログ感覚があるからだと思っています。

◆電子商店「アナログ式」オンラインショップ
クレジットカード決済が可能になりました。
http://analogmode.thebase.in/

■お気軽にお問合せください。 analogmode21@gmail.com

音響工房アナログ式 http://analogmode.jimdo.com

 

 

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