◆OPTLIM光学式コンプ+アクティブEQ◆リペアと改造
納期の迫った仕事を始める前に気分転換の投稿を。
5年前に製作したoptlim光学式コンプ➕アクティブEQ
大変気に入って頂き、音源制作にフル回転されているのだが、出力バランスが崩れ、ボリュームガリも出てきたのでメンテを依頼された。
いきなり電源を入れチェックするようなことはしない。
まず天板を外し、目視でチェック。
見た目では出力コンデンサ6本パンク以外は異変なし。
とりあえずテスト用のコンデンサに付け替える。
6個のゲインブロックは別のテストベンチでチェックする…問題ない。
ゲインブロックは抜いたまま本体の電源を入れ、電圧を測定する…問題ない。
ブロックを差して、音源を入力し動作テスト…だいたい問題ない。
ただ、モリリカの電球カプラが片方弱っているようだ。バランスが崩れている、LEDカプラに切り替えると問題ない。
VRのガリは全て修復。
コンデンサのパンクは経年によるものと、コンプやEQでフルテン近く、負荷がかかる状態で使ってくると、コンデンサ内部に発生したガスの圧力で防爆弁が開いてしまう。ケミコンの宿命ではある。
まあ、単純に言って寿命が早く来てしまったということ。
というわけで、メンテは終了したが同時に改造依頼も来ている。
コンプ部のゲインブロックを1960-Rへ変更と、より希望に近いサウンドを出すための改造だ。
面白いね…これだからアナログは「やめられない、とまらない」
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