第8回録音道場「音痩せしないミキシング~DAWの悩み」から
■先週の土曜日はStudio MOVE 705(中野)で、第8回の録音道場を開催しました。様々な悩みを抱えた3名の方(プロ1名)が、各自オリジナル音源(ジャンルは様々、打ち込み2曲、生演奏1曲)を持参。内二人はOLD LINE機材(OLD BOY2CHマイクプリ、RENEGADE1コンプ)の愛用者でもありました。
■さて、今回の三人の共通した’悩み’とは。ずばり「音源は取り込んだが、ミックスを仕上げていく時に、トラック、全体共にどうしても思い通りにならない」というもの。タイトルではDAWの悩みとなっていますが、これはデジタル/アナログに限らず’すべてのミキサーの悩み’と言えるでしょう。
■道場の手順としては以下の通り■
①音源を聴いた上で、悩みを聴かせてもらう。
②生音や、サンプリング音源を録り込む時の色々な注意点について。
③個々のトラックや全体的なサウンド作りについて、思うようにならないところを、TUBE TECHのEQや、Urei1178コンプ、WAVES EQ等を使って音を調和させていく。操作は今井が担当したが、アナログEQには実際に触れてもらいながら音の変化の感覚を体験してもらう。
④ミックスの仕方へのヒントとなるようなアドバイス。
※全員でのカウンセリングが約30~40分、各自カウンセリング時間は約1時間となり、終了は予定より30分延長。他の方のも興味深く見聞きして頂いた。
■まとめ■
個々の音が上手く馴染んでいない(調和していない)ものを、どうやったらマッチさせられるのかを知ること。ちょっとしたコツがわかれば、劇的な変化を生むこともあることを’体感’してみること。道場主の作業を見る→音を聴いてみる→自分でやってみる。そこで掴んだヒントを軸にして、あとは自分で’五感を使って’試行錯誤を繰り返す。そのことが’音を楽しむ’ことの醍醐味であると、少しは伝えられたならば幸いなり。
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