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2007年5月25日 (金)

DAW=MTR

ここのところレコーディングの仕事が続いた。来月もそこそこ入っているので、この歳になってもミキサーとして現役であることの喜びを実感できそうだ。

今は昔と違いアナログMTRを常設しているスタジオは非常に少なく、大方がメインのシステムとしてDAWを使っている。私はDAW=MTRとして録音に使い、ワンマンコントロールではなくアシスタントにDAW=MTRのオペレートをしてもらうやり方だ。

ミキサーとしての私はフェーダーを操作し、何よりも音楽に集中して仕事を進めたいからだ。アシスタントというものははミキサーが音楽に集中して仕事ができるように色々な事をフォローする役目だったはずだからこれでよいのである。

編集機能は殆ど使わない。

唄入れを例に取ると、何回かある同じ歌詞の部分にベストなテイクを持ってきて貼り付けることはしない。そんことをしたら唄ではなくなってしまうからだ。音楽は生き物だからアタマからケツまでの流れというものがある。つながりのない寄せ集めの演奏では人を感動させることなどできないし、唄入れの途中でそんなことを要求されたらこっちのテンションまで下がってしまうのだ。また、演奏者に対しも失礼なことだと思う。

限られた時間の中でいい演奏がなかなか出ない時でも、ひょいと出てくるものだベストテイクが、、、「鳴くまで待とうホトトギス」 なのだ。

音楽制作においてDAWはプロ以外の人達のためにあるものだと考える。演奏のノリ等もどうにでも変えられ、辻褄を合わせることもできる便利なソフトである。だが、マズイ演奏や録音をオイシクするためにあるのではなく、いい演奏をより良くするために使う、エフェクター(プラグインソフトを含む)も然り、、、前向きに使ってこそ音楽も機材も生きてくる。便利なソフトなどなくても人を感動させる演奏をし、音楽を制作できるのがプロなのだから。

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